チェリー オパール(メキシコ)
大塚コレクション(レアストーン・天然石)
チェリー オパール
CHERRY OPAL/FIRE OPAL(火蛋白石 /ひたんぱくせき)
ファイア オパール(Fire Opal)は、透明から半透明のレッド及びオレンジからイエローのボディカラーを持った宝石です。遊色効果の有無は問いません。
ファイア オパールで最も価値のあるカラーはチェリーオパールです。チェリーオパールはファイア オパールの1種で、多くは遊色効果が欠如しています。
チェリーオパールのボディカラーは透明なレッドオレンジからブライトレッドでありこの色がその名の由来です。ほとんどがメキシコ産ですが、ホンジュラスやアメリカ南西部でも採掘されます。
古代ローマでは、オパールは愛と希望の象徴とされ、貴重な石の代名詞でした。ナポレオンは皇后ジョゼフィーヌに、”The Burning of Troy “と呼ばれる鮮やかな赤い閃光を放つ素晴らしいレッドオパールを贈ったといわれています。
一時期、1800年代にはSir Walter Scottの『Anne of Geierstein』の小説の影響もあり、ヨーロッパでは不運の宝石と誤った迷信が広がりましたが、オパールの愛好家でもあったヴィクトリア女王により、この根拠のない悪評が一掃された歴史があります。
オパールはあらゆる色を見せることができるため、歴史の大半を通じて、最も幸運かつ不思議な宝石と見なされてきたようです。
・鉱物名:天然オパール
・宝石名:ファイア・オパール
・キャラット:0.835ct
・サイズ:H約6.1mm×W約8.1mm×D約3.9mm
・硬度:5~6.5
・産地:メキシコ表記有り
※宝石鑑別ソーティング(AGTジェムラボラトリー)付き
動画でもご覧いただけます(音声が流れますのでご注意ください)