こんにちは。
小六堂のMです。
今回は、少し専門的に「宝石とはどのような物か?」を考えてみましょう。
現在確認されている鉱物は約4000種類とされています。
何トンも採れる原石から0.1ミリといった極小の石まで様々です。
そのうち「宝石」と呼ばれるものは、そのうちの約130種類です。
歴史や伝統、知名度などを考慮してみると20種類前後になります。
みなさんは、いくつ思い浮かべましたか?
宝石は鉱物の中のエリートと考えてもよいでしょう。
鉱物は無機質の固体(結晶)として存在しますが、その他にも動物界や植物界のものも宝飾品には用いられていますね。
例えば生体鉱物は真珠、珊瑚、象牙や琥珀があります。
宝石学の勉強をしていた頃に、鉱物オタクから宝石品質原石オタク、ただの石ころ好きまで様々な人たちの話を聞きました。
毎日、実習の石を見ているのにもかかわらず、コレクションを持ち寄っていました。
「これはいい!」と褒め合ったり物々交換をしたり、「これは何の石でしょうか?」クイズも毎日のようにしていました。
まず「分からない」と答えると、してやったりの笑顔をするオタク達!
負けてはなるものかと実習を積み、国内の鉱物ショーに足繁く通ったりもしました。
では、次回はこの「鉱物」と「宝石」の区別はどのようにされているのか紐解いてみましょう。