こんにちは 小六堂のMです。
ブログでは、宝石にまつわるお話、世界の有名な宝石や知っておくと面白い豆知識などをご紹介していこうと思います。
古くからまじないや装身具として用いられてきた宝石や貴金属など、興味深いお話がたくさんありますよ。
さて、第一弾は六月のジューンブライドのみなさまに捧げる婚約指輪と結婚指輪のお話です。
婚約指輪を交わしたり、結婚の誓いの印として結婚指輪をはめるのはいつから始まったのでしょうか。
婚約指輪 engagement ring
起源は古代ローマ時代にさかのぼります。
当時は男性から女性へ婚約指輪を贈り、女性の父親へ牛や財産を贈り承諾を得たという「結婚の契約」を結んだ証拠とされていました。
現在の婚約指輪のイメージはアメリカから流行ったとされています。
男性からのプロポーズを受けた女性は左手薬指に着ける習慣があり、またヨーロッパの一部などでは男女とも婚約指輪を着ける習慣があります。
ダイアモンドが婚約指輪に使われるようになったのは意外にも色石がメインの時代の後でした。
現代では古い言い伝えにとらわれずに楽しんでデザインをされる方々が多くなりました。
私の友人が結婚する際のお話ですが、某コマーシャルの影響により「やっぱりダイアモンドで給料三ヶ月分の指輪は必要?」と聞かれました。
それよりも折角だからしまっておかずに、いつも身に着けられるようなデザインにしてあげて欲しいと伝えました。
彼らは話し合って、お互いの誕生石をデザインに取り入れた素敵なリングにしていました。
いまでも大切にしていてくれることがなにより嬉しいですね。
次回は結婚指輪についての歴史をたどりましょう。
参考文献「ジュエリー言語学」桃沢敏幸著